ハーレーは多くのバイクを販売しているバイクメーカーです。それぞれのバイクは採用されているエンジンに違いがあります。ショベルヘッドというエンジンも販売されているので知っておくと良いです。
ショベルヘッドはハーレーOHVの第3世代に該当するエンジンです。本製品は1957年に誕生して当初はスポーツスターというモデルに採用されていました。その後ビッグツインというモデルにショベルヘッドというを採用しています。当時の海外バイク市場は安価で高性能な日本製バイクが登場して、顧客が日本のバイクに流れました。ハーレーは大苦戦を強いられていたのでスポーツスターで成功していたショベルヘッドをビッグツインに採用して、日本のバイクに対抗します。
1984年にはエボリューションエンジンというものがハーレーから発売されますが、それまでショベルヘッドはハーレーブランドのバイクを牽引する主役として活躍をしています。どうしてショベルヘッドという名前が付けられたのか気になる人も多いでしょう。本製品はロッカーアームのカバー部分がショベルに似ていることから名前が付けられています。
ショベルヘッドは1941年から84年くらいまで製造されています。
ただ日本では85年発売の車両にも少量ですが搭載されています。基本的に日本で販売された車両のみに採用されたものなので、アメリカのバイク市場には出回っていません。そのためアメリカで販売されたハーレーのバイクリストにはショベルヘッド搭載バイクは掲載されていないです。ちなみに日本で販売されたFLHXというバイクにショベルヘッドが搭載されています。
当時販売されていたFLHXはホワイトとダークブラウンカラーがありました。
ショベルヘッドは1978年になる排気量が1200ccから1340ccにアップします。さらにジェネレーターはエンジンの左サイトに配置されて、名称のオルタネーターに変更されました。ちなみに1970年から1984年に採用されたショベルヘッドはコーンショベルと呼ばれています。